最も難易度の高いAWS認定資格とは?
それは、SAP(ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル)です。
他の試験であれば、出題パターンもある程度限定される印象ですが、SAPの問題の前提条件は、複雑で、問題文を読むだけでも大変です。
その為、長い問題文の中でも、どこに正解を導くためのヒントが隠れているのか、正確に探し当てる事が非常に重要です。
今回は、そのようなSAP(ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル)の厄介な試験傾向をしっかりと抑えた試験対策教材を紹介したいと思います。
やはり、勉強するのであれば、有料の教材を購入した方が、効率的ですが、意外とAWS公式から様々な無料動画も配信されていたりもしますので、参考にして頂ければと思います。
なお、SAP(ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル)の試験概要や、AWS認定資格全12種類のランキングは以下の記事で紹介していますので、あわせて読んで頂ければと思います。
SAP(ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル)試験対策教材一覧表
それでは、SAP(ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル)の教材を「AWS公式教材」、「オンライン教材一覧(試験対策講座等)」、「書籍:試験対策本」、それぞれ紹介します。
まずは、一覧で様々な教材を紹介したあとに、最後には、その中でもおすすめの教材をピックアップして紹介していますので、是非、参考にされてください。
AWS公式教材一覧
費用 | 言語 | 説明 | |
AWS サービス別資料(Blackbelt) | 無料 | 日本語 |
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AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C01) 試験ガイド | 無料 | 日本語 |
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AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C01) 試験問題サンプル | 無料 | 日本語 |
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Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional (Japanese) | 無料 | 英語/日本語 |
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オンライン教材一覧(試験対策講座等)
SAPの教材は基本的に模試になります。これは、通常、SAPを受験する方はSAA相当の知識は持っている為、「◯◯◯というサービスとは・・・」という初歩的な説明は割愛されている事に加えて、前述のとおり、問題文が長く、複雑で、かなり”慣れ”が必要となる独特な出題傾向である為、いわゆる”習うよりも慣れろ”という学習方法になる為、模試が教材の中心になります。
今回は、SAPの資格試験に最適化されたおすすめ教材を、各々特徴に触れながら説明しますので、教材選びの参考にして頂ければと思います。
Udemy
UdemyでAWSを学ばれている方はかなり多いのではないでしょうか?
試験対策に特化した講座もありますので、こちらでで紹介します。
また、udemyの中でも英語の教材も紹介します。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、日本語のAWS認定資格試験は、正直、日本語として問題がある場合もあります。比較的英語が得意な方、AWS認定資格の日本語が我慢ならない方は英語で受験される方もいらっしゃいますので、ご自身の状況に応じて、英語版も挑戦してみるのもいいかもしれません。
なお、Udemyでは、頻繁にセールを行っていますので、購入するのはセール時が良いです。セール時には数分の一の金額で購入が可能です。また、30日の返金保証がありますので、安心して購入できます。
書名/説明 | ||
AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問) |
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言語:日本語 |
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受講者:約7,000人 | ||
評価:4.0 | ||
Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2021 |
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言語:英語 |
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受講者:約50,000人 | ||
評価:4.6 |
AWS WEB問題集で学習しよう
ご存知の方も多いかとは思いますが、通称:黒本(クロボン)こと、「AWS WEB問題集で学習しよう(https://aws.koiwaclub.com/)」です。
一言で説明すると、AWS資格試験の模試を大量に提供しているサイトです。(正確には、模試とその回答/解説を提供しています。)
最近は以前ほどの再現性は無いように思えますが、それでも、やはり、10%前後くらいは、そのままの問題が本番でも出題される印象です。ちなみに、以前はもっと再現率が高く、「7割くらいそのまま出題された」と言っている人もいましたが、さすがにAWSもそういう状況を放置しておかないのか、現在では、そのままの出題は1割前後ではないかと思います。(ここには個人差あるかと思います。今でも3割くらいと言っている人もいます。)
あと、たまに解説に不備があります。
収録問題数は以下のとおりです。(2021年6月4日時点。問題は常に増えていますので、最新の問題数はサイトでご確認ください。)
料金体系により閲覧できるAWS資格、または問題数が以下のとおり異なります。(2021年6月4日時点)
CLF | SAA | SOA | DVA | DOP | SAP | ANS | SCS | DAS | MLS | |
フリープラン | - | 21問 | 21問 | - | - | 7問 | - | - | - | - |
ベーシックプラン 購読期間:90日 購読料金:4,280円(税抜) |
- | 全て | 全て | - | - | 7問 | - | - | - | - |
プロフェッショナルプラン 購読期間:90日 購読料金:5,480円(税抜) |
全て | 全て | 全て | 全て | 全て | 全て | 全て | 全て | 全て | 全て |
SAAとSOA以外を受験される方であれば、必然的にプロフェッショナルプランに入らざるを得ません(笑)
購読にも期限があり、かつ、5,480円(税抜)というのは高額に感じますが、収録問題数は古いものも含めて、ずば抜けているので、90日の間に集中して、いくつかの試験を取得したい方には、ベストな教材かと思います。
あと、地味に良いのが、1問ずつ、問題と回答と解説が確認できることです。例えばudemyの場合、1回の模試が75問あると、75問全て回答し終わらないと、回答/解説が見れませんが、この問題集であれば1つずつ問題と回答を整理しながら進めていけるので、人によっては、記憶の定着が良いと感じ、この問題集を好んでつかっている方もいます。
Whizlabs
英語にはなってしまいますが、Udemy以外にもAWS関連の動画教材を配信しているプラットフォームはいくつか存在します。
その中でも、特に評価が高いのが、アメリカのWhizlabsです。
ご自身のステータス、キャリアプランにあわせて英語で受験してみても良い、という方にはオススメです。
言語 | 受講生数 | 説明 | |
AWS Certified Solutions Architect Professional |
英語 | 約22,000人 |
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書籍一覧(試験対策本)
SAAでは、様々な書籍があり、そしてその書籍のほぼ全てが解説+一部予想問題という形で構成されていた為、どれを選べば良いのか、なかなか悩むところでしたが、SAPの場合は、そもそも発売されている書籍も少ない為、選びやすいかと思います。1つは、傾向と対策を丁寧に説明しているもの、もう一方は、模試に完全に特化した書籍です。
書名/説明 | |
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説 | |
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まとめ
SAPは全12種類のAWS認定資格の中でも、最難関のテストです。
他のテストであれば、「運良く合格する」ということはあっても、SAPではしっかりとした対策なくして、合格することは、ほぼ不可能と考えるべきでしょう。
地道に1つの問題集を3回も4回も繰り返して、慣れて行くことももちろん重要ですが、どうせ取り組むのであれば、本試験に近いものが当然良いかと思います。今回は、傾向と対策の分析に基づいたある程度、再現性のある模試を中心にご紹介していますので、試験までの期間や、習熟度に応じて、ご自分にあった教材に取り組んでみてはいかがでしょうか?